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ゲームプログラマのためのBlender
その4 ビュー操作で世界を見渡してみよう
前章まででプリミティブを世界に置いたり移動したりという基本操作を学びました。プログラマとしてというよりBlenderを扱う上での最低限の操作です。もう少しだけ最低限の操作について説明します。
モデリングソフトを使う上で、対象となるオブジェクトを操作しやすいようにビュー自体を回したりズームインする操作は必須中の必須です。その操作を学びます。
@ 基本操作
ビュー操作の基本はマウスの「中ボタン」です。
回転 中ボタン + 左右ドラッグでZ軸回転。上下ドラッグで現在の視線に対して縦回転 並行移動 [Shift] + 中ボタン でドラッグ ズーム [Ctril] + 中ボタン で上下ドラッグ。もしくはマウスのホイール。
A 視線の変更
多くの場合、ビューの変更は特定のオブジェクトや選択物を眼前に置きたいがために行います。また、モデルを真上や軸平行に見たいという事も良くあります。そういうビューの視線変更は下のメニューの[View]にまとめられています:
○ 選択したオブジェクトが眼前になるように変更
何らかのオブジェクトを選択した後に、[View]→[Selected]でそのオブジェクトがビューのど真ん中になるようにビューが変更されます。
○ 視線が軸平行になるよう変更
上の右図にあるLeft、Rightなどは視線を軸平行になるように変更します。
B ビューの分割
ビューは分割表示が可能です。分割するには上の[View]→[Toggle Quad View]を選択します。するとビューが4分割します:
通常のカメラビューだとパースが付いているために微調整する時など見た目だと間違う事があります。上のようにTop、Front、Rightからの正射影カメラ(Ortho)で調整すると便利です。ただし、ビューを回転できるのは右上の[User Persp]ビューだけです。並行移動とズームはすべてのビューで出来ます。ビューを元に戻すには再度[View]→[Toggle Quad View]を選択します。
他にも操作は細かく色々できますが、説明するに切りが無いのでこの辺でおしまいにしておきます。次からは、ゲームプログラマが知るべき事により的を絞っていきます。