Raspberry Pi
日本語を使えるようにする
Raspberry Piが動き出しました。X Windowでブラウザを立ち上げてみたりして「うひょー」と楽しんだのですが、日本語が打てないのに気が付きました。
@ uim(Universal Input Method)を入れる
ここからはネットにある色々な情報の受け売りに近いのですが、分からない所をなるべく無くすように記述していきます。
日本語環境にするためには、何が無くとも「日本語入力」ができないといけません。Raspberry
Piはデフォルトで英語圏な環境ですから、「変換する」などという機能は入っていないわけです。まずはこれを入れます。
調べると「uim」というパッケージを入れれば良いらしいです。uim(Wikipedia)は題目にもあるようにUniversal Input Method(多言語入力方法)の頭文字です。パッケージはターミナルからインストールします。ターミナルはX
Windowのデスクトップにある「LXTermina」を起動すれば出てきます。
ちなみにモニター(TVだけど)の画面を直撮りしているのは、スクリーンショットを取る方法をまだ知らないからです(^-^;。しばらくはこんなアナログチックな画面が続くでしょう(笑)。ターミナル上でuimをインストールするには、
sudo apt-get install jfbterm uim uim-anthy
と入力します。
sudoというのは「以下の命令を管理者権限で実行しますよ」という宣言です。アプリケーションのインストールは皆に影響を与えますのでsudo権限が必要なんです。
続く「apt-get」というのは「指定のパッケージ(アプリケーション)をネットから探して、あればそれをダウンロードするよ」という事を自動的にやってくれるとんでもなく優秀なコマンドです。これを知って「linuxのインストールってすげー!」と思いました。
次の「install」はapt-getのコマンド引数で、「もしダウンロード出来たら、そのままインストール作業をしちゃいます」というものです。その後ろに続くのがインストールしたいパッケージ群です。3つありますね:
・ jfbterm
・ uim
・ uim-anthy
jfbterm(jfbterm日本語入力プロジェクト)は、Linuxの環境で漢字を表示するためのパッケージです。必要ですねぇ。uimは先に説明した多言語入力をサポートするパッケージ。そしてuim-anthyというのはLinux環境でカナ漢字変換をサポートしてくれるパッケージです。なるほど、漢字が表示できても、多言語入力がサポートされても、変換できなければ厳しいですものね。良く出来てるなぁと感心です。
apt-get命令を実行すると、パッケージのダウンロードが進み「パッケージを入れるのに○○MBくらい使うけどいいかい?」と聞かれるので「Y」とすると、つらつらら〜っとインストール作業が進みます。
すげーー待ちますと(20分くらい)インストールが終わりました。そのままですとまだ使えないので、一度リブートします。リブートするにはターミナルで、
sudo reboot
と入れます。sudoを忘れずにです。
再起動するとX Windowの右下にuimの常駐アイコンが追加されます:
うまくいきそうな予感…。早速日本語入力ができるようになったかテストです。X Windowの左端にあるスタートメニューを開くアイコンをクリック(Windowsと似たようなもんですね)。Accessoriesにあるテキストエディタ「Leafpad」を起動します。起動直後だと直接入力のようで「aiueo」となりました。上のアイコンを左クリックすると小さいメニューが開きます。そこに「Anthy」「Anthy(UTF-8)」「Direct」と並んでいまして、確かに今はDirect(直接入力)になっています。これをAnthy(UTF-8)に変え、再びLeafpadへ。「Shift + Space」で日本語入力モードに切り替えてみると(これはキーボードによって違うかもしれません):
やったーー(^-^)/。日本語入力ができました〜。もちろん、漢字変換もできます!これで、Raspberryが日本語環境になりました。
A Netsurf Web Browserの日本語入力できね(-_-;
日本語入力ができるようになったので、ブラウザ上でも日本語が使えるか試してみました。Raspberry
Piには最初から「Midori」や「Netsurf Web Browser」というブラウザが入っています。Netsurf
Web Browserが軽かったので、こりゃいいやとさっそくGoogle先生の検索バーに日本語を入れようとしたのですが…。あれ?できません。Shift
+ Spaceを押してもだめ。Control + Spaceでもだめ。む〜。んじゃ〜こっちはとModoriで同様の事すると…あ、日本語入力ができる。
ん〜〜、腑に落ちない…。これ、そういうものなのでしょうか?ご情報お持ちの方、是非教えて下さい。
B そうか、マルペケ見れないや(^-^;
Netsurf Web Browerで日本語入力ができないので、Midoriでブラウジング。Googleの検索バーに「マルペケ」と入れて自分のHPを見てみよう…って、あ!そうか!ドメインの中だからIPアドレスがルーターになってしまう。ルータの設定画面が開きました(笑)。これはhostsファイルでIPアドレスをホスト名(marupeke296.com)に対応させれば解決するのですが、Linuxでどうやるんだ…。うん、これ、次の章で調査です。