Spine
Spineのインストール
(2015. 3. 12)
「Spine」は2Dキャラクタのアニメーションを作成するツールです。従来2Dゲームでキャラクタにアニメーション(剣を振る、エイエイオー!とかする)を付けるにはいわゆる「パラパラアニメ」が必要でした。しかしSpineはキャラクタを細かなスプライトのパーツ(顔、腕、胴体、足、アクセサリ、銃、剣など)に分け、そのスプライト自体を動かす事でキャラクタ全体にアニメーションを付ける事が出来ます。パラパラアニメーションの場合、物凄い数の絵を描く必要がありましたが、スプライトパーツを動かす方式ならば、スプライトのアニメーション情報だけで自由にキャラクタにポーズを付けられます。
まずはSpineをインストールしてみましょう。
@ インストール
SpineはこちらからDLできます:
上記サイトの下の方にある「トライアル版をダウンロード」もしくは「Spineを購入」をクリックするとそれぞれのダウンロードサイトに飛びます。2015.3現在Spineには次の4つのバージョンがあります:
トライアル版はお試し版で、無料でSpineのすべての機能を試してみる事ができます。ただしトライアル版ではデータの保存が出来ません。Essensial版はSpineの基本的な機能(スプライトアニメーション)が使用でき、データの保存、Export/Importが出来ます。お値段は70$程度のようです。Professional版ではSpineの持つすべての機能を使えます。特にEssensial版に無いMeshベースアニメーション、Deformation、Skinned
MeshそしてInvers Kinematics(IK)という強力なアニメーションの表現が可能になります。Enterprise版は年間50万ドル以上の利益がある法人向けのライセンスバージョンです。中身はProfessional版と一緒ですが、1年ごとにライセンスの更新が必要になります。
Spineは保存したデータを活用する為のライブラリも用意してくれています。これがまた強力に沢山の環境に対応しています(対応一覧はこちら)。Cocos2d-x、Unity、XNA、C++、C#などなど、およそ最近のゲーム制作環境のすべてに対応しています。
Spineの機能を試すだけならもちろんトライアル版で良いのですが、実際にゲーム上に導入するにはデータを出力できる有料版を選択するしかありません。多くの場合Essensial版でも十分ですが、2Dのメッシュをスキンメッシュさせるなどのより柔らかい表現、また強力なIKの力を使いたいならProfessional版を購入する事になります。
インストール自体は一般のアプリケーションと一緒なので、さくっと入れて使ってみましょう。