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Visual Studio Code + Python
環境構築はあっという間に出来ます!

(2019. 11. 24)


 Pythonは色々な環境で直ぐにプログラミングできる優れたスクリプト言語の一つです。使用者が多く様々なライブラリが充実しているので今(2019年現在)大変人気なプログラミング言語になっています。慣れれば小学生でも楽しめるPython。ここではIDEとしてVisual Studio Codeを使用し、VSCode上でPythonを動かせる環境を作ります。すでに様々なサイトで紹介されている物でもありますが、情報は沢山あった方がいいですよね(^-^)



@ Visual Studio Codeをインストール

 Visual Studio CodeはMicrosoftが提供するシンプルで高機能なプログラム作成環境(IDE)です。PythonだけでなくC++、C#、PHP、JavaScript等様々なプログラム言語に対応しています。VS CodeはMicrosoftのサイトからからダウンロードできます:

 Microsoft Azure:Visual Studio Codeダウンロード

 「今すぐ無料でダウンロードする」をクリックするとOS選択画面になりますので、お使いのOSを選択してください。VS CodeはWindows、Mac、Ubuntuなど様々なプラットフォームで使えます。インストール作業自体はウィザードに従って頂けば終わるはずなので割愛(^-^;



A VS CodeでPythonを使えるようにする

 VS Codeをインストールしたら起動してみましょう。するとスタート画面(Welcome画面)になります:

左のアイコンの中からをクリックすると「EXTENSIONS」が出ます。これは「拡張機能」の事です。ここから様々なプログラムに対応した環境を追加する事が出来ます。検索バーに「python」と入れるとPython拡張機能が先頭に来るはずです:

すでにインストールされていると星マークが付くのですが(^-^;、まだの場合は「Install」というアイコンが付きます。右画面の「Install」をクリックするとインストールが始まります。必要な環境をダウンロードするので少し時間が掛かります。

 はい、以上でPythonの環境が整いました。笑う程簡単です(^-^)。


B Hello Pythonで動作チェック

 ではちゃんとPythonが動くか試してみましょう。VS Codeでプログラムをする時には作業用のフォルダを作る必要があります。場所はどこでもOK、名前も何でも良いです。ここではSampleフォルダとしておきます。

 フォルダを作ったらVS Codeのアイコンをクリックします。これは作業中のファイルを一覧表示する「EXPLORER」を開くアイコンです。多分「Open Folder」という青いボタンが出ていると思いますので、それをクリックして作成したフォルダを選択します。もしボタンが出ていなければ上メニューにある[File]→[Open Folder]を選択しても同じです。Sampleフォルダを選択すると「SAMPLE」という作業フォルダが追加されます。

 このフォルダ下に最初のPythonファイルとして「Hello.py」を追加してみましょう。「SAMPLE」の右にあるをクリックし、「Hello.py」と入力するとPythonファイルが追加されます。すると右がコード入力画面になるはずです。もうPythonを書けますよ。では以下のコードを打ってみます:

print("Hello Python!")

 コードを打ったら実行してみます。VS Codeでの実行は「F5」を押すかをクリックします。すると下段にTerminalウィンドウが開き、そこに「Hello Python!」という文字列が表示されているはずです。うまく表示出来ていたら、環境セットアップは終了です。



C 複数のPyhonがインストールされている環境でpython.exeを選ぶには?

 人によってはすでにPythonをインストールしている方もいらっしゃるかと思います。上のPython拡張機能を使うと、VS Codeが提供するpython.exeを実行してしまいます。そうではなくて自分でインストールしたpython.exeを実行したい場合は、exeの切り替えを行います。

 VS Codeを開いたら[Shift]+[Ctrl]+[P](もしくは上メニューの[View]→[Command Pallete])でCommand Palleteを表示します。そこに「Python: Select Interpreter」と記入してEnterすると、現在VS Codeが認識するインストール済みPythonの実行環境が一覧で表示されます:

VS Codeの拡張機能で入れた物は上の青いバーのパスにインストールされます。一方Pythonのインストーラを使うとデフォルトではユーザ下のAppData/Local/Programs/Python/Python37/python.exe などにインストールされます。バージョンやインストールライブラリなど用途に合わせて選択して下さい。